2012年5月30日水曜日

クアラルンプールへの想い。

~ボクは歯を治します。~

という何の覚悟も夢もない心構えで
シドニーからクアラルンプールに来た。

飛行時間が8時間30分かかるって気づいたのは
飛行機に乗って3時間くらい経ってからだ。
めっちゃ遠い、、、
インドネシア辺りにしとけば良かったと3秒程思った。
でもそんな事考えても何も変わらないのでその思考はすぐやめた。

クアラルンプールに着いて、飛行機から1歩外にでた瞬間
熱風がボクを包んだ。
着ていたパーカーをやや強引に脱ぎ、
巻いていたマフラーをはずし、チカラいっぱいバックパックにねじ込んだ。
時計の針は17時30を指していた。

空港から出てすぐにバスを探した。
すぐ見つけた。
8RM(250円くらい)だった。

1時間15分くらい走った。
途中、風景を楽しもうと窓の外に目をやった。
外には、南国に生えてる樹がずーっと、ひっきりなしに、ぶわーって並んでる。それしかない。
すぐ飽きてしまった。
あと南国特有のめっちゃクーラー効かせるおもてなしに
若干体調を崩した。

結局クアラルンプールの都市に着いたのは、
19時30分くらい。
辺りはまだ明るい。
何時に暗くなるかも分からない。
バスで隣に乗ってた現地の人に聞いても笑って誤魔化される。

都心に着いたものの右も左も分からない。
セキュリティの人にチャイナタウンは遠いかと聞いた。
チャイナタウンにバッパーが多いっていう情報だけボクは持っていた。
歩いて30分くらいだと言う。

前日はシドニーの空港で野宿した為、疲労も溜まっている。
こういう時、ボクはぺーっとタクシーを使う。
チャイナタウンまでは10RM。
悪くない。

使った。
途中インド系の人が相乗りしてきた。
運転手とその人で英語でマレーシアの政治家について話し、盛り上がっている。
全く聞き取れない。
オーストラリアの方が全然聞こえる。

そんな事を考えてたら、
「おい、ヤングボーイ。英語はできんのか?」
と聞かれた。
英語は世界共通語。
「話せない。でもなんとなくは分かる」
とだけ伝えた。

運転手「まあ旅してるんならうまくなるよそのうち。」



チャイナタウンに着き、
2人から「今晩は楽しめよ。」
と見送られた。

まず泊まる所をさがさな。
チャイナタウンを1周してみた。
活気の無いカオサンみたいな感じだった。

暑いし、疲れたし、訳がわからんくなったので、
イチバン活気づいてたレゲエバーに入って、ビールを1杯頼んだ。
 

南国特有のクーラーめっちゃ効かせるおもてなしにやられ、
5分程で2本のタバコとビール1杯を飲み干し、ボクはその店をそそくさと出て行った。

3件バッパーを見つけ、
値段と雰囲気を照らし合わせ、
1泊 ドミトリーで 15RM(500円くらい)のところに決めた。
その頃にはすでに3ℓくらい汗をかいていた。

荷物を置きシャワーをあびて街をもう一度周って、
やっぱり活気がないカオサンだ。と思った。
そんでご飯も食べずビールを飲みにまたレゲエバーへ。
屋台にはビールもなく、コンビニにしかなかったので。

ジャックダニエルを頼んだ。16RM。
疲れで酔いが完全にまわってたから部屋に戻りすぐ寝てしまった。
歯はちゃんとみがいた。



その夜、夢を見た。

日本にいる友達や、オーストラリアに居る友達が、
ボクに攻撃的な言葉を投げかけてくる夢。
彼女のあやちゃんですら。

タイにいった時も、なんならオーストラリアでも、
どうも新しい土地に足を踏み入れた日はネガティブな夢を見る。

その夢でボクは
「あぁ、次のステージか。」
と感じる。

初日はこんな感じでした。


追伸 ビールは他の物価に比べて異様に高かった。


ありがとう。                      ふみ 




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